2013年3月29日金曜日

物理学科でe-Learning。報告編

以前,「物理学科でe-Learning。予告編」というお話をしました。その時に書いた通り,先日日本物理学会の物理教育セッションで報告しました。

下を向いていますね。iPadでカーソルを操作しています。
その時の様子です。物理教育セッションで話すの全くの初めて,緊張するほど初々しくはないですが,どのような雰囲気か始めは様子をうかがっていました。やはり,素粒子実験とは雰囲気が違います。違うと言っても,皆さん優しいんですね。素粒子実験のように,口調からして厳しいやりとりは皆無です。そもそも,質問者はまず立ち上がって名乗るし,,素粒子実験や理論の領域ではまず考えられない。
 それで,安心?して講演に望みました。とは言っても全くの新参者。講演内容も大学の専門教育に関することですので,他の皆さんとは毛色が違います。

まずe-Learningを専門科目に導入する際の考え方を話しました。その後,卒業研究で二人の学生さんが頑張ってくれた内容を元に,webを使った演習の様子や,視覚教材の作成状況を報告しました。
質疑ではまず,やったことの評価に関する質問がでました。これは難しいですね。何をもって成果がでた,とすれば良いのか。近視眼的な筆記試験の結果だけでは十分では無いでしょう。今後の課題です。この質問をして下さった方,10年以上前に一緒に実験をやったことのある方でした。思わぬところで再開です。講演後,「こんなところで会うとは」と言ったら「それは,こちらの台詞」と返されてしまいました。
その他には,「e-Leaningの長所,短所をちゃんと認識しているのであれば,問題無い。今後もどんどん進めてるように」 という,力強い励ましもいただきました。続けるのは,なかなかしんどいと言うことも分かってくれたうえで,です。この授業は前期開講なので,実は新学期はすぐそこに迫っているのです。準備を始めなければ行けませんね。

ところで,講演はKeyenoteを使ってiPadでやりました。これは結構便利なのですが,接続ケーブルがぬけやすいので気を遣います。それと上の写真を見てもわかるように,iPadの画面を見ている間はどうしてもうつむいてしまいます。考えなければ。。

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