2013年4月28日日曜日

ワシントンDCその2

 昨日,ワシントンDCへきたことを書いた。シンポジウム開催の現地先乗りなのだが,実は昨日の時点では,何をするるのかあまり分かっていなかった。のほほんと,日曜日は博物館へ行く時間がとれるかな,などと考えていた。(決して私だけではない,同行者みなそんな雰囲気)。

現地について,滞在ホテルから会場となるホテルへ移動。良い季候のなか,ホワイトハウスの横を通って会場へ。ホワイトハウスの前では,テレビでみる風景そのままに,観光客が集まって写真をとっている。私もそれにならって一枚。
その後,昼食をとりながら,これからの予定について相談を始めた。すると,,とたんに雰囲気が一変。話が進んでいくとともに,シンポジウムに向けてやることがつぎつぎと出てくる。「あれれ,,」。要は通常数ヶ月前から,少しずつ準備することを,いまから3日でやるということなの? もちろん担当者がサボっていたのでは無い。諸処の事情があって間に合わなかった部分もある。それに,連絡ができてないだけで,準備ができている可能性もある。しかし,把握できていないことだけは確かだ。それから,場所を変えてミーティング,ミーティング。とにかく会場を見てみよう。会場は豪華な部屋だけど,古き伝統ある建物なので,シンポジウム向きとは言えない。いろいろ細かいことがでてくる。おっと,今日ももう出かけなければ。その後の,いろいろな話はとりあえず割愛。

 帰りはすっかり遅くなって。ホワイトハウスの夜景をとることができた。


ワシントンDCその1

今、ワシントンDC行の機中。成田を発ってから約6時間が過ぎた。あと5時間ほどのフライトだ。今日は追い風が強いのか、少し飛行時間が短い。朝、始発で広島から成田に飛んだので、すでに自宅を出てから12時間を過ぎている。いつものことながら、欧米は遠い。ゴールデンウィークの初日ということで、成田空港は今日が出国のピークらしい。飛行機も満席だ。空港はかなりの人だったが、出国は覚悟していたより時間もかからず、広島からの飛行機が少し遅れていたので助かった。搭乗後は、食事が済んだらいきなり寝入ってしまった。日本時間は真昼間なのに、、最近疲れが溜まっているのかな。というわけで、登場から6時間が過ぎて、ようやく目を覚ましたところだ。

さて、今回連休の前半を潰してアメリカに行くのは、「政産学連携・先端科学シンポジウム」に出席するため。その名の通り、先端科学技術について日米の連携を強化しようという趣旨だが、その中核として、国際リニアコライダー(ILC)を念頭に置いている。会場は、ワシントンDCのど真ん中の由緒正しいホテル。ホワイトハウスの直ぐ横らしい。始めは皆でそのホテルに宿泊しようとしたけど、高いので断念。近くのホテルから通うことにした。(それでもいつも海外で宿泊するホテルに比べると高い)。シンポジウムは4月30日だが、私を含めて数名が先遣隊として、2日早く今日出発した。先遣隊と言ってもワシントンは全くの始めてだ。あわててガイドブックと地図を見て予習している。会場はまさにアメリカ政府の中心地。スミソニアン博物館もすぐ近くだ。気候は良くなってきたが、後半は雨の予報。博物館に行く時間はないだろうが、せめて初めての町並くらいは堪能しよう。



2013年4月21日日曜日

ちっちゃなサイエンスカフェやりました

 先日ちっちゃなサイエンスカフェをやるという話をしました。場所は西条酒蔵通りの、くぐり門珈琲店。とてもいい雰囲気のお店です。
くぐり門。門の左が珈琲店。右は観光案内所です
理学部の皆さんと、何度かサイエンスカフェをやったり、昨年は、サイエンスパブと称して、お酒を酌み交わしながら、科学の話をする会もやりました。今回は、コーヒーでも飲みながら、雑談(放談?)しょうか、と言う趣旨です。サイエンスカフェスタッフの学生,小坂さんが,企画してくれました。
 サイエンスカフェやサイエンスパブの時は,スライドや写真を準備して,それをお見せしながら,お話しました。それはそれで,楽しいのですが,やはりこちらから話すことが多くなります。そこで,今回私は全くの手ぶらで行きました。スタッフの皆さんに「今日は手ぶら」と言ったら,それは珍しい,という反応でした。(私は,いつも,モバイル機器をいろいろ持ち歩いているのです。今回もさすがに携帯はもっていましたが) 
私としては,丸腰で立ち向かう心境。なんだかいつもより緊張ぎみでした。でもそこは,おなじみのファシリテータ,寺本さんにお任せすればなんとかなるだろう,という楽観的な乗りで,,,,

 さて,10人くらいの方に集まっていただくことができました。実は珈琲店は営業中で,その一角を借り切って挙行です。途中でこられたお客さんはちょっと驚いたようです。(当たり前か,,)
まず,簡単に自己紹介をして,最近新聞にも載った,暗黒物質の話から。後は,その場の成り行きにまかせて,進んでいきました。来ていただいた方の中には,サイエンスカフェやパブに来ていただいた方や,かなり詳しい(と言うかするどい)方もいて,,,「話が続くかな,,」との心配は全く杞憂。気がついたら2時間をこえていました。話をしながら,寺本さんがホワイトボードにメモをしてくれます。こんな感じです。
寺本さんによる板書。右下の方,ILCのこともしっかり
びっくりするくらい,いろいろと話しています。”超対称性”なんていう言葉もでてきている。これまでサイエンスカフェで,こんな言葉を出したことはありません。意図したのでは無くて,話をしていたら,そうなったのです。(この他ににもいろいろ,書いては消して,書いては消して,これは最後の一枚です)
私にはとても楽しい2時間でした。来ていただいた皆さんはいかがだったでしょうか。やっぱり難しいという印象をもたれた方はいらっしゃったようです。(3次元の)空間が曲がっているとか,平らだとか,具体的にイメージできないようなことが,ぽんぽんでてくるのですから,それは仕方が無い。(おまえはちゃんと分かっているか,と聞かれたら,う~ん,だし)。でも,とにかくおもしろそうだと感じていただけたら,とてもうれしく思います。(ツイッターでメッセージをいただました。感謝)。次回がいつかわからないけど,また。今度は第2回サイエンスパブかな。お酒が入るとちょっと,危険?かな。いろいろと,想像が膨らむ,次につながるひとときでした。

ここまで書いて,寺本さんに先を越されたことに気づいた。あちらの方が面白い。。
直接関係ないけど,西条の酒蔵地区にある陣屋あと


2013年4月15日月曜日

ネット中継と双方向会議

6月12日に、ILCの技術設計書完成のセレモニーをやります。昨年末12月に、大体できたところで一度お披露目会をやったのだけど、今度は世界各地を結んで、設計から実現へ向けた本格始動がテーマです。内容は次の機会にお話するとして、今日はちょっと頭を痛めている話です。

今回、国内外の会場をネットで結んで、双方向のやり取りをする計画です。アジアのメイン会場は東京ですが、中国、インド、韓国を結んで、リアルタイムでメッセージをもらう予定です。国内にもサテライト会場を作って、東京に来ることができなくても、ネットを通じて参加してもらおうと考えています。報道の方に来ていただくので、日英双方向の同時通訳つきです。多地点を結んで、双方向中継ができるようにしなければなりません。アイディアはあります。web会議システムを使えば良いのです。私たちは、日頃からweb会議やテレビ会議をやっているので、何とかなるかな、と思っています。ただ、普段使っている会議室と大きな会場ではやはり違います。どうすれば臨場感溢れた多地点セレモニーができるか、考えています。
でも、今回はそれだけではないのです。web会議を使った双方向中継と同時に、web放送も計画しています。web会議は関係者しか参加できないので、セレモニーの様子をインターネットで放送して、たくさんの人に見ていただこうというわけです。これも日英2カ国後でやります。昨年12月のイベントでustreamを使って、2カ国後放送をしました。その時はうまく行きました。
しかし、、、、web会議(それも大きな会場で)とネット中継を同時にやったことはありません。しかも同時通訳つきです。スクリーンが何台いる?パソコンは何台?カメラは?(web会議に普通使っているのはちっちゃなwebカメラだし、、)、通訳の音声をどうやって会議と中継の両方に送る?会場の音声と干渉しないのかな?
疑問だらけです。明日、その打ち合わせをやることになっています。優秀な若手が解決してくれることを祈って、、、もうすぐ羽田につきます。

2013年4月13日土曜日

ちっちゃなサイエンスカフェ

広大理学部のサイエンスカフェをやっている学生さんの発案で、ちっちゃなサイエンスカフェをやることになった。
4月20日 1400ー1600
西条のくぐり門珈琲店
https://www.facebook.com/events/502892753107615/
(facebookアカウントが必要です)

いつものサイエンスカフェより、ずっとこじんまりと、スライドも使わずに、お話とノートだけで。人数もテーブル一つ分くらい。テーマは素粒子や宇宙だけど、あまりこだわらずに。
初めての試みだけど、どうなるのだろう。(もちろん、名ファシテーターのスナリさんがついてる。)
一週間前になって慌てて?話題を考えている。素粒子とか宇宙とか、ヒッグス粒子は外せないか、最近宇宙の年齢がちょっと伸びた。暗黒物質も話題になったばかりだ。今日は,ヒッグスが複合粒子の可能性?というニュースも聞こえてきた。後の二つは,報道のされ方がちょっと疑問だ。この辺の話題も良いのかな。
 もちろん,国際リニアコライダー(ILC)の事を聞いて頂きたい。これが,最近すごい盛り上がりになっていて,,,,,,,,,今日もその会議で東京,結局最終便に乗れず羽田のホテルでこれを書いている。4月20日も終わったらすぐに出張。。

 でも、今回は来ていただいた方の聴きたいこと、知りたいことをお話したい。楽しい(科学にまつわる)雑談になると良いと思う。

2013年4月11日木曜日

いまさらですが、新学期。

明日は、電磁気学Iの授業1回目。今のところ、受講登録は84名。まだ登録していない学生も居るだろうから、今年も90名を超えそうだ。
先日の学会で、毎週オンラインで演習をやって添削する、と言ってしまった。やるだけやらなければ。ここのところ週1以上のペースで出張が入っているので、どこからでもアクセスできる、Webベースの演習の威力を発揮できる良い機会、と言えなくもないけど(^^;。

朝から、講義ノートを見直して、初回に使うスライドを手直し。スライドは、昨年習った、スライド デザインを使って修正した。少しは見やすくなっただろうか。WebCTに資料をアップして、明日出題する演習の設定を行う。後は、明日配布する資料をコピーしなければ。(毎年初回だけはスケジュールや連絡先を配布している。)

今年度から、後期の電磁気学IIを担当する方が代わった。その方が訪ねてこられて、参考のために私の授業を聴きたいと言われる。快諾したが、内心ちょっと緊張気味ではある。その方と演習担当教員をWebCTに登録して、準備はほぼ終了。後は時間まで予習かな。