2020年12月31日木曜日

2020年

 今年はどんな年だったか。やはりコロナの年。自分にとってはリモートの1年だった。ブログもその事について書いたものが多めだ。

年明け早々、まだコロナが大変な事になる直前。研究者中間とシンポジウムを開催した。これはコロナとは関係なく、東京の主会場と東北、広島、福岡を繋いだ、ネットの得意な高エネルギー物理屋ならではのシンポジウム。今から思えば対面の講演会開催にはギリギリのタイミングだった。

そのすぐ後には、4月からの授業の対面開催が心配になってきた。対応を考えなければならないのに大学の動きが見えずジリジリしていた。結局4月からの授業はリモートになった。多くの教員にとっては大変だっただろう。私もできるサポートはしたつもり。と、他人事のように書いているのは、自分とってリモート授業は何年も前からやっていて新しいものではなく、ほとんど苦労していないからだ。

その代わりと言ってはなんだが、大学で「何々講演会、今年はどうしましょう(無理かな?)」と言う話が出た時に、つい「リモート開催すればどうですか」などと余計な?事を口に出してしまう。悪い癖だ。言ったからにはやらねばならず、中学生・高校生科学シンポジウムノーベル賞解説講演会 (ブログはこちら)のオンライン開催、配信関連をほぼ全部請け負った。完璧とはいかないがまずまずのできと言うところか。そう言えばM先生の九大向けリモート授業もお役に立てたかな。

私的なところでは、4月に大学に入学した娘が全部リモート授業。4月からいなくなる予定が9月まで自宅に居た。おかげで?他大学のリモート授業の様子をちかいま見る事ができたが、、

さて来年は、

まずコロナが収束して、対面でやるべきものは対面でできるようになる事を願いたい。その上で、リモートの良いところを取り込んで、これまでより充実した授業やシンポジウムをできるようにしたいものだ



2020年12月12日土曜日

ノーベル賞解説講演会

 広島大学理学融合教育研究センターが毎年開催しているノーベル賞賞解説講演会、今年はzoomを使ったオンライン開催となった。広島市こども文化科学館との共催となった事もあり、140人を超える方々に視聴していただくことができた。

少しは聞く人がいた方が講演者も話をしやすいだろうということで,講演者と開催関係者、数名の学生が学内の講義室にあつまって配信した。100名定員の講義室に10人に満たない人数だったが,それでもマスク着用して間隔を開けで座り,さらに講演者の前にはアクリル板を設置するなど,感染拡大には気を使った。

オンライン開催で質疑応答などうまくできるか心配もあったが、比較的スムーズに行った様だ。質問はslidoというwebサイトを使い講演中に自由に投稿してもらった。講演後の質疑ではzoomの「手を挙げる」機能を使って質問も受け付けた。slidoでの質問と音声での質問をうまく合わせて仕切る事ができるか、やってみないとと分からない所もあったが、それほど混乱もなく進める事ができたと思っている。来週には参加された方にお願いしたアンケートの結果ででるのではっきりしたことがわかるだろう。

トラブルといえば、最初の講演の時音声が良くなかった。すぐにチャットで指摘があり、マイクの配置を変えて何とか対処できた。実は私は配信されている音声も聞いていて、ちょっと音が悪いが許容範囲と思っていたのだが、聴いている皆さんはもっと厳しかった。

 今年140名の方の参加があったのだが、実はこれまで広島市内で実施していた時は20人くらいだった。100人以上増えたわけだ。オンライン開催の良いところだろう。一方これまでは,参加人数は少なかったが休憩時間や講演会後に参加者の方々とじっくりお話をする機会があった。今回,質問はたくさん頂いた、質疑などのやりとりはやはり対面が良いかなと思う。

 と言う事で来年の講演会のやり方が見えたようだ。人数はそれほど多くなくても,来ていただける方は会場で直接聴いていただく。それをオンラインでも配信。いわゆるハイブリッドだ。今日配信した講義室にもっとたくさんきて貰えば良いだけだから,今年とほとんど変わらずにできる。来年の今頃は新型コロナが収まり、新方式の講演会ができると願いたい。


ところで、私は今回、オンライン配信のテク担当。

ノートpcに外部ディスプレイをつけて、スピーカーフォンをつけてzoomを立ち上げて、Web会議の操作。さらに横に置いたiPADで配信の様子をモニター(イヤフォンで音も聞いている)。

これをやりながら同時に司会をしていた。(つまり自分が司会で喋っている声も、少し遅れてイヤホンから聞こえてくるのだ。) せめて配信周りの写真くらい撮っておきたかったが余裕なし。すっかり忘れてた。と言うわけでこのブログも文字だけ。ちょっと残念。。




2020年12月9日水曜日

ドコモの新携帯料金

 ドコモのahamoという新料金が話題のようだ。2980円(税抜き)で20GB,5分以内の国内通話無料ということ。 確かにこれまでの料金と比べると安価だ。  

 このプランのもう一つの特徴は,ネットですべて契約できること。ショップに行かなくてもよいのだ。なので,ショップで店員さんに聞かなくても自分でできる人にとってはありがたいだろう。いままでいわゆる格安スマホ(MVNO)がやってきたビジネスモデルだ。  
 
大手の携帯ショップにいくと,店員さんと客が時間をかけて相談しながら携帯端末から料金プランまできめている。何度かショップに行ったことがあるが,どの店員さんもとても複雑な料金体系や端末の種類などとてもよく知っている。その教育にかかる労力たるやそうとうなものだろう。それが価格反映するのは仕方が無いと思っていた。
 一方で,自分でできる人は,ネットから安い料金のMVNOを契約すればよかった。大手と格安会社はそんな棲み分けをしていた。そこにドコモが店頭販売不要の格安料金をつくってきた。 

 楽天潰しなんていわれているが他の格安携帯会社にとっても脅威だろう。じつは,身内のどこもショップも店頭販売がへって苦しい状況になるという話も聞く。

 政府が日本の携帯料金が高いといったことから始まったけど,高いのは高いなりの理由というか,高く設定してその他のサービスと一緒に販売するモデルだったわけで,それを壊すとどうなるか。 私は以前からMVNOの契約。3人家族合計で月額5000円行かないくらなのでたぶんahamoに変えることはないが,今後の成り行きが興味深い。