まずパソコンで再生する音声(今の場合はZoomから)を同じパソコンの別のアプリ(Google docs)入力しなければならない。パソコンのイヤホン端子とマイク端子を内部で接続するようなものが必要だが,世の中にそんな需要はあって,Virtual Audio Cableというのが無料で手に入る。これを入れると,パソコンに仮想再生デバイスと録音デバイスができて,それらの間で音のやりとりができるようになる。これを使ってYoutubeの音声をGoogle docsに入力して自動で文字起こしをした話はこちら。
その時の問題は,これをやるとパソコンのスピーカーから音がでないことだった。パソコンの音声の出力先がVirtual Audio Cableの録音デバイスになっている。スピーカーからも音を出すためには,パソコンから同時に二つのデバイス(Virtual Audio Cableとスピーカー)に音をださなければならない。文字起こしだったら不便だったですむが,Web会議はそうは行かない。そんなことできるのかなと思っていたら,ちゃんと方法があった。Windowsにはステレオミキサーというのがあってそれを使うと同時に2つのデバイスに音をだすことができる。
手順は以下の通り。
1)デバイスを表示して録音のところをみる。もしステレオミキサーが見つからなければ,開いているおところを右クリックして,無効なデバイスの表示を選択。
2)同じく録音のところで,Virtual Audio Cable(上の図ではCable Output)を規定のデバイスに設定する。
3)ステレオミキサをに右クリックして,プロパティを表示して,このデバイスを聴くにチェック,デバイスからVirtual Audio Cableを選択する。
4)再生のことろではスピーカーが規定のデバイスになっていることを確認。
机の上のノートパソコンでzoomを開始,隣の部屋から同じ会議室に接続して話している。完璧ではないが,意味が分かる程度には,リアルタイムの字幕が生成できている。
0 件のコメント:
コメントを投稿