情報通信技術(ICT)の 教育への活用についてちょっとまた考えている。
今年(2019年)2月に 大学の教育における必携 PC の活用についてシンポジウムを行った。
私が主旨説明で言ったことは,「 ICTの利用を目的にしてはいけない。目的はあくまで 教育に資するためのICT活用 である。」とだった。
一方でちょっと別なことも言った。 今の大学教育を受けている年代が ,社会の中枢を担う年代になる数十年後, AI に代表されるICTの社会への影響は 予測できないほど大きなものになっている可能性がある。そのような時代の中核を担うすべての学生に,ICTに 慣れ親しんでもらうことが必要ではないか。何ができて 何ができない。どのような可能性がある。 そのようなことを実体験を通じて実感してもらうことが重要ではないか。 そんな話をした。
これはICTを使うこと自体が目的ではないという趣旨とは矛盾している。授業を担当している教員にの一人として,教育を充実させるための活用は常に考えているが,それにも増して学生にICTを経験してもらうこと自体の重要性が高くなってきている。そんな気がする。
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