サンタンデールという町は全く知らなかったのですが、スペイン北部、海岸沿の保養地です。スペインでの研究会に出席するのはこれで3回目ですが、最初はバルセロナ近郊の保養地(シッチェス)、その次はアルハンブラ宮殿で有名なグラナダと、いつも良いところで開催されます。
研究会はリニアコライダーの物理と加速器についての議論が趣旨ですが、今回私は日本ースペインの科学産業の協力強化を目指した、産業セッションをスペインの方々、日本の企業の方々と協力して行いました。5月13日に東京のスペイン大使館で開催した、ワークショップに続く第2回です。日本からスペインはさすがに遠く、多くの日本企業の方の出席とはいきませんでしたが、それでも3社の方が日本から出席しました。そのうちの1社の方は、セッション当日のお昼過ぎに空港に到着、そこからタクシーを1.5時間とばして会場に駆けつけるという強行軍でした。
当日、午前中はサンタンデール近郊の企業の訪問、午後はセッションです。並行してリニアコライダー研究会でも並行して会合が行なわれていることもあり、どのくらいの出席があるか心配していましたが、午前の企業訪問は40名近く、午後も日本語ースペイン語の同時通訳にもかかわらず、研究会に来ている日本、スペイン以外の研究者も多く会場に来ていました(会場に来てから日本語ースペイン語で行われる事をしって驚いたのが実情?)。5月のスペイン大使館に続いて、今後の日本ースペインの科学産業分野の協力を強化するきっかけとなったと思います。最後にセッションで講演したかた全員に記念品が送られました。日本とスペインの交流400年を記念した10ユーロ硬貨です。私にも、ということで ありがたく頂戴しました。
セッション後は、主な出席者の皆さんと食事会。こちらの夕食会はいつも夜遅くから始まります。今回も午後9時から日が変わる頃まで続き、時差ぼけの残ってる日本人出席者の中に疲れの見える方もいましたが、それにも増して楽しいひとときでした。
日本から来た企業の方は翌日午前からスイスのジュネーブに向けて移動という強行軍。お疲れ様でした。
今年の1月から、スペインの研究者や産業界の方と準備を進めてきました。ひとまず役目を終えることができたかと思っていたのですが、、、、今後もさらなる発展を目指して議論を続けることになりました。スペインの皆さんとの密な付き合いはまだ続きそうです。
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